ダクトには、大きく分けると「OA」「SA」「RA」「EA」の4種類の役割があります。
屋外から外気を空調機に取り込む外気取り入れ用吸気ダクト。
外気を空調機から屋内へ送り込む給気ダクト。
屋内から空調機に空気を引き込む還気ダクト。
空調機を通して屋外へ空気を吐き出す排気ダクト。
ダクト内部は、機械で加速した空気が、高速で流れます。 その為、振動や圧力、排気ダクトでは、熱も発生します。 それらに対応する為、設計段階では、衝撃を吸収するキャンパスや強度を増すタイロッドやリブの追加、逆流防止のダンパーなど、様々な工夫をします。 寒暖の差が激しい場所や、湿度の高い場所では、保温材を巻きます。 エアーの漏れを防ぐ為、ダクトとダクトの接合部には、コーキングやダクトテープを巻きつけます。 これらの設置は、コストと技術が必要です。 どの部分で何を使用するかの判断は、熟練した技術と経験が必要です。
ダクト工事は、建物や工場内で空気を適切に管理するために必要不可欠な作業です。
冷暖房、換気、排煙の各システムを効率的に機能させるため、ダクトを設計・製造・設置し、快適性と安全性を向上させる重要な役割を果たします。
大久保設備工業では、ダクトの製造のみならず、工事の施工から管理まで一元的に行っております。
ダクト工事の目的は、以下のようなものが挙げられます。
冷暖房システムを通じて、空気を効率的に供給できます。オフィスビルや商業施設で均一な冷暖房効果を実現。また病院や工場で一定の温度管理が求められる空間に導入されることが多いです。
外部から新鮮な空気を取り入れ、室内の汚染された空気を排出。工場内で作業環境を改善するための排気システム、またはキッチンや浴室など、湿気がこもりやすい住宅内での換気システムとして利用されます。
火災時に発生する煙や有害ガスを迅速に排出し、安全な避難を支援。商業施設や劇場など、人が集まる場所での排煙対策として、工場や倉庫での防火システムの一部として利用されています。
建物の構造や空調負荷、設備スペースを現地調査した上で、各ダクトの配置、気流、圧力損失、騒音などを考慮して最適化などシステム設計を行う。
主に亜鉛メッキ鋼板やステンレス鋼板を使用。場合によっては防音材や断熱材を取り付けることもある。
天井や壁にブラケットやハンガーなど支持材を取り付けてダクトを固定。その後各ダクトをジョイントで接続し、漏れがないように気密性を確保。最後にファン、消音器、防火ダンパー、フィルターなどを適切に配置します。
漏れ点検、風量調整、動作確認などを行い、全てのシステムが正常に機能するための確認、調整を行います。
施工したダクト工事の管理は、空調や換気、排煙システムが設計通りに機能し、長期間にわたり安定した性能を発揮するために欠かせない業務です。
適切な管理を行うことで、効率的な運用、安全性の確保、維持コストの削減を実現します。
ダクト工事は、建物や工場の環境管理を支える基盤です。
空調、換気、排煙という異なる目的を持つダクト工事を適切に計画・施工することで、快適で安全な空間を実現できます。
また、ダクト工事の管理は、空調・換気・排煙システムを効果的に運用し、快適で安全な環境を維持するために重要です。
定期的な点検とメンテナンスを実施し、長期的な視点で管理を行うことで、システムの効率化、コスト削減、安全性の向上を実現します。
大久保設備工業株式会社は、これらの製造、施工から管理までを高いレベルで一元管理することが可能です。
弊社では、「角ダクト・丸ダクト」を、製作・販売しています。
お客様のニーズに合わせた商品にする為、完全オーダー生産となっています。
「角/丸」、板厚、大きさ、個数に付いて、相談に応じます。 詳しくは、弊社まで、お問い合わせ下さい。
【ラインナップ】
45度・90度 直径100φ~450φ
(沖縄県産品指定)
ストレート4M 直径100φ~700φ
ハゼエルボ・T管・R管・Y管・ニップル・カラー・金網キャップ・ブラインドキャップ
TFD工法・フランジ工法 共板フランジ作成・金網取り付け・溶接ダクト・各種・ご相談に応じます。
板厚:0.5~1.6mm
● 亜鉛(JIS G3302)
● 溶融亜鉛めっき鋼板
● スーパーダイマ(JIS G3323)
● ガルバリウム鋼板(JIS G3321)
● ステンレスSUS304(JIS G4305)
● 塩ビ鋼板
シール処理・ビス留め・特定の長さに切断し、商品を組み立てた状態で出荷致します。